2026年8月23日日曜日

8月の子ども探偵団

 子ども探偵団 8月22日

 例年8月の子ども探偵団は夏休みも残りわずかなことに加え、「祭りつくば」当日のためもあってか参加者が少なめです。おまけに今年は、天気が不安定で、連日にわか雨や雷雨があり、この日も広域に雷注意報。でも4家族、子ども5人、大人4人、スタッフ2人が集まり、雨雲は近くないようなので、実施しました。

 子どもたちは、虫網や容器を持ってはりきっています。集合した建物のわきに、ナガコガネグモが網をはっていたので、そこから観を察開始です。バッタを網につけると、クモがすぐさま近寄り、お尻(しり)から糸の束をふきつけてぐるぐるまきにしました。それでは、と、子どもが捕らえてきた大きなバッタを網につけてみたら、クモは網の反対側に退避し、バッタは逃亡。網を壊すような大きさのものは獲物扱いではなさそうです。六兵衛坂を上る途中から、子どもたちはカマキリを何匹も見つけたり、細い柄のとても小さなものから大きなきのこまで、次々とキノコを見つけたりしていきました。

  
カマキリつかまえたよ       きのこ好き2人の少年      左手にセミ、右手にきのこ

 常連の6年生のHさんは、耳をすまし、「ヒヨドリが少ないね」と。暑さで山の方にいってしまったのでしょうか。道の脇(わき)の藪(やぶ)にクモの巣が並んでいました。まだ小さめのジョロウグモ数匹のほか、緑色のサツマノミダマシもいました。よく見たら、細―い緑の線みたいなものが浮かんでいるので、みんなで観察しました。これはオナガグモ。自分が張った糸に他の小さなクモが歩いてきたら獲物にするという戦略。1匹確認したら、他にも、このクモが見つかりました。

 坂の中腹で、幹に樹液の垂れた痕(あと)があるコナラの木の根元で探すと、コクワガタが発見されました。竹に囲まれた小さな空き地では、小さな、茶色のへびが発見されました。首にハの字の黄色い模様があるのでヒバカリです。毒はないので容器に入れて、みんなで観察しました。

   
木の根元でコクワガタ発見     とても小さなヒバカリを観察       参考:ヒバカリ

 池について、ヤモリが住み着いている会のポストの戸をあけると、中でドロバチの仲間が2匹飛んでいました。ポストの内側のすみっこに、土などをこねた卵を産む巣が作られていました。しばらくこのポストはドロバチたちに占領されてしまいそうです。

参考:エントツドロバチ

 堤防の奥に進むと、源兵衛山の登り口付近の地面に、直径10数センチくらい、白、黄と茶色で、バラやボタンの花のようなキノコがいくつも見つかりました。ボタンイボタケというきのこです。もう、古くなった黒いものも、形はボタンの花のようです。イグチの仲間のキノコもありました。

地面にはえていたボタンイボタケ

 池の水面いっぱいに蓮(はす)が繁り、花がたくさん咲いています。持参した鎌(かま)で葉っぱを数枚切り取り、1枚ずつ子どもたちに分けました。手に持った大きな葉の上に水滴をのせると、一つにまとまり、葉っぱを動かすと、形を変えながら動き出すします。葉っぱの縁から零れ落ちないように、動かすのが面白い遊びです。葉っぱの真ん中に、細い笹(ささ)の茎や枝で孔をあけると、葉の下に伸びた茎の端っこからぽたぽたでてきます。

 
池は蓮の葉と花がいっぱい 
  
蓮の葉っぱに水をたらしてみる       水がこぼれないように葉っぱを動かす     葉っぱに穴をあけて水を通す

もうすぐ咲きそうな蕾(つぼみ)を採取できたので、子どもたちに、花びらを剝(む)いていってもらいました。花びらがなくなった途端、長い雄しべが、ぱあっと、花火のように、広がり、とてもきれいでした。鼻を近づけてかおりもかぎました。咲き終わって花びらの散ったものも採集したので、その中を調べました。細長い袋のようなものが並んでいます。ここがだんだん太って種になっていくところです。蓮(はす)の茎を折ってみた子は、引っ張ると細い糸が束で出てくることを発見しました。蓮(はす)って本当に面白い植物です。

  
咲き終えた花を割ると細長い種のもとが並んでる。   茎を折ると糸が出てくる!出てくる!

 池の隅っこで水面をみると、あちこちに、泡が浮かんでは消えるのが見えました。大きめのオタマジャクシが空気をすいに上がっているようです。今年春に生まれたウシガエルの子たちでしょう。網ですくおうと試した子もいたけれど、水は深いし、オタマジャクシは素早く逃げるので すくえませんでした。

参考:ウシガエルのオタマジャクシ

 池の堤防から果樹園におりて、まだ少し残っているブルーベリーをつまんでから、先に進みました。茶色でころんとしたノウタケというキノコがいくつもありました。小さめのは中が白くスポンジみたいですが、胞子がで出終わったものは、上の面がざくざくになっていました。

参考:ノウタケ

 最後に1月の探偵団で小屋作りした子が楽しみにしていた「村の家」に到着しました。雨風に耐えて、無事ですけれど、屋根の外にも、内側にも いろいろな蔓(つる)がはって、入りにくい状況です。すると6年生のHさんが、先に中にはいって鎌(かま)も使って、みんなが入りやすいようにきれいにしてくれました。子どもたち全員、長靴をぬいで小屋に入っていきました。小屋の中で子どもたち、どんなおしゃべりしていたのかな?

 
6年生の子がきれいに掃除した小屋の中へ     小屋から出てくる子たち

みんな元気で楽しく活動できました!
By Abさん  


※それぞれの家族からは写真掲載の了解を頂いていますが、ネットなので、子どもたちの写真はぼかしをかけさせていただきました。


 

2026年7月25日土曜日

2026/07/25 7月の里山子ども探偵団 中止

 7/25の里山子ども探偵団は、熱中症アラートが発令されていたので、中止としました。



2026年6月27日土曜日

6月の里山子ども探偵団

6月27日(土)

 台風のための大雨予報が出ていたので、前日に、スタッフには中止の予定を知らせました。ところが、当日朝には雨がやんでいたので、集合場所に行ってみたところ、2家族 子ども3人、保護者2人が来てくれたので、里山へ出発しました。

 初めて参加した就学前の男の子は、あり一匹でも立ち止まって観察を始めるので、ありでは止まらないで、と頼んで六兵衛坂コースへ。途中で黒いトンボが群れていました、チョウトンボです。

参考 チョウトンボ

 バッタの子なども見つけながら、六兵衛坂を上り切ったところで、真竹に囲まれた空き地に到着。タケノコがあちこちに生えています。真竹が増えすぎると、他の草木は生えない状況になるので、早めに折り取る作業が里山の保全に欠かせません。子どもできる活動です。真竹のタケノコは、かなり伸びていても柔らかく、力を入れると、ぽかっといい音をたてて折れます。その皮はお弁当を包んだり、ちまきを蒸すのにも使えるので、売られてもいます。竹の子を倒して皮をはいだり、タケノコの柔らかな先っぽを振り回して遊んだりしました。


 池につくと、大雨のせいで満水状態でしたが、蓮の花が咲き始めていました。小川にはたくさん水が流れて、観察路の数か所であふれていましたが全員長靴なので問題なく通過。
 

 果樹園では柑橘類の2本にアゲハの幼虫が大小。黒白のも、緑になったのも、何匹もいました。ちょっと、つっついて角出してもらい、匂いもかぎました。

 
参考 ナミアゲハ幼虫(終齢、中齢)

 ふれあい農園周辺では、バッタの子、カマキリの子などがあちこちにいるので捕まえたりしました。

By Abさん(メールから)



2026年5月23日土曜日

5月の里山子ども探偵団

5月23日(土)

 19家族、子ども28人、保護者25人が集まりました。初参加が10家族。小学校1年生が10人という 新鮮なメンバーですが、とても頼りになる3人の常連の小学生も来てくれました。スタッフはいつもの3人とMさん、それに初参加の明治大学の3人の若者です。総勢60人。

※後から参加の1家族、子ども1、保護者1を追加 Abさん

最初の注意を聞く

 六兵衛坂では空木(うつぎ)の花盛り。枝を折ると、中が空洞になっています。卯の花ともいいますが、保護者の皆さんは若いので卯の花とホトトギスの歌(唱歌「夏は来ぬ」ですね)はどなたもしりませんでした。スイカズラの花は、香りをかいでもらいました。坂の途中ではヤブジラミの実がふくらんでいます。バッチになるので、服にはりつけました。コナラの木のところで、常連の子たちは、朽木をひっくりかえして、生き物を探します。U君はコカブトを発見。

コカブト
 キノコがどんどん朽木を分解しているようすもみえます。坂の途中で、木の葉の上に、ナナフシモドキの子も見つかりました。枝みたいな細長い昆虫です。鶯の声を聴きながら歩いて、池につくと、おなじみの子たちは、会のお知らせの入ったポストでヤモリを探し始めました。すると、細い隙間にいくつもの卵の殻が見つかりました。2個はまだ中身があります。ヤモリは2個セットの卵を産みます。小さなヤモリの頭が見えた、という声も聞こえました。学生のTさんが、タブレットに写したので、背の低い子もどんな卵か見せてもらえました。
 
六兵衛坂を登る      ヤモリの卵手前は孵化前?
 池の表面は、ヒシとハスの葉がびっしりです。ヒシをすくいあげてみてみると、4月にはめだだなかった浮袋部分がだいぶふくらんでいました。

 堤防から降りた子どもたちは、小川でアメリカザリガニを捕まえたり、原っぱで虫をさがしました。

 
アメリカザリガニ     原っぱで虫探し
 そのあと「果樹園」に行きました。桑の実が実り始めています。枝をひっぱって、黒く色づいた実を食べてみます。「あまーい」という声がとびかいます。ヘビイチゴの実を摘んだ子たちもいました。どくじゃないけどおいしくないよ、と教えてあげました。
ヘビイチゴが人気、クワの実も
 井戸へと向かう道のわきの方に、スズメバチが樹液をなめに来ていたので、静かに、一列で通り過ぎました。そして最後についた広場では、1月に探偵団の時に作った藁の小屋に潜り込んで遊び始める子たち、カエルを捕まえたり、バッタの仲間、蝶などをそれぞれ捕まえたりして楽しみました。
 
小屋に入ってみる
 
バッタを捕まえる       バッタの種類を調べる
クルミの木を見ると、黒い1cmくらいの細いものが並んでぶらさがり、葉っぱがたくさん虫にたべられています。黒くぶらさがっているのは、クルミハムシの蛹、葉っぱを食べているのはクルミハムシの幼虫で、もう大人になったのもいます。さらに蛹や幼虫をもりもり食べている虫も見えました。カメノコテントウの幼虫です。赤と黒の丸い蛹も見えます。葉っぱを見上げて探してみたら、いました!カメノコテントウのピカピカの親が!テントウムシとして最大級のりっぱな見ごたえあるテントウムシです。
クルミの木にきにくる虫たちを探す

参考 カメノコテントウ 幼虫、成虫

 

 のんびりすすんできたので、もう12時になってしまったので、集まってあいさつして解散しました。直後に常連のU君が水路のへりで蛇のヒバカリを発見。これは安全な蛇なので、他の子にもみせてあげていました。

参考 ヒバカリ

 幸い気温も低めで、どの子も最後まで元気な子ども探偵団でした。

Abさんのメールから



2026年4月25日土曜日

4月の里山子ども探偵団

 子ども探偵団 4月25日

 学校は授業参観が多い日だったので小学生が少なく、10家族、小学生が4人、未就学児8人、保護者13人、スタッフ4人の参加。今回は途中の畑にリンゴの花がさいているのを見たりしながら、宍塚(ししつか)大池まで短距離コースで歩きました。池のへりで、3月に見つけたツルグミの若い小さな実がどのくらい大きくなったかな、と探してくれた子がいて、先月の2倍近くに大きくなったまだ緑色の実を見ることができました。来月は赤く熟すでしょうか。

 宍塚大池の水面には、ヒシやハスが繁茂し始めていました。棒で、ヒシを掬(すく)いあげてくれた子がいたので、その観察をしました。鋭いとげのある黒い実の中央から長い茎がのびて、節々に、もしゃもしゃと水中根が出、茎の先端に、葉っぱがまとまって花のような形に広がっています。まだ葉の下の浮袋はほとんどふくらんでいませんでしたが、それでもちゃんと浮くことができるのですね。子どもたちは、堤防から小川のへりにおりました。明日の行事の準備で堤防の下が広く草刈り直後でした。そのため、しっぽが切られてしまった蛇が見つかりました。細長いヒバカリです。生きています。子どもたちは、観察してから、くさむらに返してあげました。

    

 小川の中に何がいるかな?網を持ってきた子は貝やアメリカザリガニをとっていました。

 今回はゲンベエ山に行きました。雑木林の下に咲き出した花々をみて、すすんでいくと、孟宗竹(もうそうちく)の筍(たけのこ)があちこちに見えてきました。孟宗竹は江戸時代に日本に入った種類で、近年、各地で増えて問題になっています。孟宗竹が増えた林は、植物も昆虫も種類が乏しくなり、土はやせて、保水力もなくなります。林の保全にとって、孟宗竹を減らすことが大事なので、会では保全活動して取り組んできました。一番効率がよい方法は、柔らかい筍の時期に減らすことです。今回の探偵団のメインの筍倒しは。幼児にもできる里山保全活動というわけです。小さな子から大人まで、力いっぱい、蹴飛ばしたり、抱き着いて倒したり、鋸(のこぎり)持参の小学生はかなり伸びたものを鋸で切ったりもして、かなりの本数の筍を倒すことができました。筍を倒すと、子どもたちは皮をむきたります。左右交互に、皮をむいていきますが、先端までむききるのには時間がかかります。柔らかい先端まで剥ききると達成感が得られます。鋸を持ってきた子に縦に切ってもらって断面も観察もしました。節の間がどんどん伸びて、短期間で、20m以上の大きな硬い竹に育っていく、竹という植物のすごさを、感じられたでしょうか。

   

 花火工場跡の方から切通しを通って、明るい草原に出ました。虫やカエルたちの多い場所です。大きなキマダラカミキリが見つかりました。手をかじられないように手に乗せてみたり、キノコは食べるかな?など。

 
 キノコ食べるかな?       参考 キマダラカミキリ

 カミキリの観察をする子たち、カエルとりに夢中な子たち、冬に作った小屋に入ったりして遊ぶ子たちなど、それぞれで遊びました。ヌマガエルを捕まえた小学生は、他の子たちに、正しいカエルの持ち方を見せてくれました。カエルは熱に弱く、体をにぎると弱ってしまうので、後ろ足だけを持ちます。

参考 ヌマガエル

 見上げれば、オニグルミの木が花盛り。雌花と雄花両方を観察することができました。

  

 暑くも寒くもなく、風もなく、小さな子も、皆元気に全コース歩ききることができました。

By Abさん(メールから)