2026年3月28日土曜日

3月の里山子ども探偵団

3月28日(土)

 薄曇り。暖かい日です。集合場所では、白いすももの花が満開です。建物のへりで、ヨモギを発見した子もいました。今回はお花見と草摘みが期待できます。食べられる野草の多い時期なので、袋を配って出発しました。

 六兵衛坂の入り口近くでツクシに出会いました。日ごろから摘(つ)んで食べている親子もいるようでした。

ツクシとクビキリギスがケースの中

 鶯(うぐいす)の声が響きます。ちょうど道のヘリに、ウグイスカグラ(鶯神楽)が花を咲かせていました。小さなピンクの花があちこちむいて咲いていて、踊っているようです。六兵衛坂の途中ではアリジゴクをみつけました。

 坂をのぼりきって、竹に囲まれた空き地に入ってみたら、一角で、見つかったのは、ヒトデのような形の真ん中に丸い胞子嚢(ほうしのう)※がある、楽しい形のキノコ=ツチグリです。枯葉の色と似ているので見分けにくいですが、子ども探偵たちの眼力のおかげでいくつも発見できました。キノコに詳しい2年生のK君が胞子嚢をおさえて、茶色の胞子がけむりのようにでるのを皆にみせてくれました。

※胞子嚢(ほうしのう)キノコのとても小さな胞子(たねのもと)が入っているふくろのようなもの

 
ツチグリ見つけたよ       みつけたツチグリだれがもっていくじゃんけん

 大池への入り口付近では蕗(ふき)がはっぱを広げていました。茎は煮て、葉っぱは天ぷらなどで食べられます。蕗の香りを確認してから池へ。

蕗(ふき)を摘んでみた

 池にはアオサギがいて、カイツブリの声が響いていました。堤防の桜も咲き始めています。子どもたちは小川におり、網でアメリカザリガニをつかまえました。水の中にも春がきたようです。

 
小川に入ってみる        タニシ(ヒメタニシ)やアメリカザリガニがとれたよ

 果樹園のあたりにはノビルがたくさんはえていましたが、土が固く、根っこまでなかなか抜けません。それでも小さな丸い球根をゲットした子もいました。

  
ノビルがぬけたよ

 2月に赤ガエル(ニホンアカガエル)の卵のあったビオトープによってみたら、もう、オタマジャクシがいくつも、泳いでいました。そして、シュレーゲルアオガエルの声が響いていました。

ほら、おたまじゃくし

 ふれあい農園の入り口には、この時期おいしい、カンゾウとノビルがたくさんはえています。カンゾウは摘んで、下の方をちょっと剥いてかじると甘味があって、生でもおいしさがわかります。たくさん摘んだ親子もいました。

 遊びの広場につくと、スタッフのOさんが、ハンモック、ターザンロープ、木登りはしご、ブランコなど準備してくれていたので、子どもたちはあちこちで大いに遊びました。小屋に入って遊んだ子たちもいました。

  
タンポポの花をつむ        太いミミズをもっとさがそう

 樹々はめぶき、桜はさき、道ばたにも、タンポポ、スミレ、ホトケノザ、オオイヌフグリなど花がいっぱい。春を満喫できる探偵団になりました。

 今回の参加者は12家族、子ども16人(うち小学生11人、就学前5人)保護者12人、スタッフ6人 総勢34人でした。

By Abさん(メールから)

 



2026年2月28日土曜日

2026年2月の里山子ども探偵団

子ども探偵団2月28日

 2月晦日(みそか:月の終わりの日)、虫獲り網、プラケースなどをもち、やる気満々な子どもたちが集まりました。 集合場所で、さっそく虫捜しが始まります。最初に捕えられたのはムカデの仲間です。プラケースの底から、登って逃げようとしています。登れるのかな? 4年生のU君が「登れない」と断言。ケースの側面に上りかけているように見えますが、よく見れば、ムカデは後ろの足で底に踏ん張って体を持ち上げていたのです。よく観察できていて感心しました。

 六兵衛坂では、もう赤くないカラスウリの実やオオカマキリの卵嚢(らんのう)、オオスズメバチに襲われたコガタスズメの巣などを見て、先へと進みます。ウグイスが高い声を出していますがまだホーホケキョとは聞こえません。鳴く練習中と説明された子「レッスン中なんだね」と。

 今回は重左エ門稲荷に立ち寄りました。お堂の中にたくさんの陶器の狐(きつね)が並んでいますが、なぜか招き猫が1つあるのを発見した子もいました。お稲荷さんのそばでリュウノヒゲの実を見つけた子どもたちは、その青い実、ヤブランの黒い実、アオキの赤い実などを拾い集めました。

 参考(10年ほど前の写真です。)

 池へと向かう途中、フキノトウが出始めていました。鮮やかな黄緑色のフキの蕾(つぼみ)です。池につくと、先日やっとふった雨で少し水位が上がり、カイツブリの声がひびき、水面にはオオバンも泳いでいました。橋の上で、リュウノヒゲの実で遊びました。4年生のHさんが、小さい子たちに、足を使う上手な実の剥き方を教えてくれました。透明な中身が出たら、地面に落としてみます。すると、スーパーボールのように跳ねるのです。子どもたちは小川の方に降りて中をのぞき、ヒメタニシやカワニナなどを掬(すく)いました。 

 

 参考
    
フキ        オオバン     リュウノヒゲ・実         

 果樹園では咲きほこっている梅の香りをかぎました。その次に、田んぼのビオトープをのぞきました。ニホンアカガエルの卵塊があちこちに見えます。子どもの拳くらいのものから、直径15cmくらいのものまでいろいろです。お母さんのおなかにおさまっていた卵塊が、水中に生み出されて時間がたつと、だんだん膨れ上がっていくのです。観察中、ちょうどそこに、大人のカエルが泳いできました。産卵を終えたお母さん蛙(かえる)です。今年はなかなか産卵が始まらず心配でしたが、雨がふってやっと産卵できるようになったようです。

 

 遊びの広場に着くと、スタッフのOさんが、ターザンロープ、ハンモック、木登り用のはしご、ブランコ、それに新しいシーソーと、丸太歩きも設置して待っていてくれました。1月の子ども探偵団で作った小屋と落ち葉のプールも健在です。子どもたちはすきな場所を選んで、次々遊んでいました。

  

 スタッフのAさんが、自分の職場の庭で見つけたコガタスズメのきれいな巣を持ってきてくれたので、その巣の中を解体しながら熱心に調べた子たちもいました。

 汗ばむほど気温があがり、キタキチョウやタテハチョウの仲間も飛び交い、春がきたことをしっかり感じられる探偵団でした。参加者は16家族、子ども23人、保護者23人、スタッフ5名。この日は他に、2月5日に卒園遠足にきた古河市の幼稚園児が家族と一緒に遊び場にきていました。

By Abさん(メールから)



2026年1月24日土曜日

2026年1月の里山子ども探偵団

子ども探偵団1月24日

 寒い朝でしたが 15家族、子ども22人(小学生11人、幼児11人)と保護者18人スタッフ4人 総勢44人が集まりました。ちらしで 小屋作りと落ち葉のプール作りの予告をしていたので、それを楽しみに来てくれた親子もいました。

 六兵衛坂の途中で、先日の鳥の観察会でみつけた木の枝の高いところにあるエナガの巣を見てもらいました。それから、真竹を切りに行きました。順番に、親子で協力して竹を切り倒します。子どもたちは、はりきって、鋸での竹切に挑戦しましたが、力の入れ方がわからないためでしょう、なかなかきれません。一方自分の鋸を持ってきた小学4年生の子は、とてもすばやく竹を切ることができていました。体で覚えてしまえば簡単な作業なので、早くから経験できるといいですね。切った竹を地面に横たえてから、枝を払いました。剪定鋏みも使ってもらいましたが、大人なら、手で折り取ることもできます。竹の幹は適当な長さに切り2,3人ずつ電車ごっこの要領で運び、竹の枝も束にして運びました。

  
      

 池には氷がはっていましたが、カモの姿も見えなかったので、たちどまらず、ふれあい農園の奥まで進みました。ここが今回の主会場。子どもたちが熊手をつかって、ブルーシートの上に落ち葉をのせ、柿の木のそばにどさっと落としていきます。なんども集めて、落としているうちに、人が飛び込んでもだいじょうぶな、深い落ち葉のプールができました。

  

 小屋作りも進めました。運んできた竹4本、長さを揃えて切りました。その端近くをまとめて結び、広げて四角錐の形に地面に立てます。そこに横木を渡して紐で縛り、間に竹の枝を差し込み、すきまを藁束でふさいでいきました。子どもたちがどんどん材料を運んで「壁」をつくります。外側にも内側にも横木を渡して、壁を整えました。残りの竹を、長さを揃えて切り、床に敷きました。小さな子なら立って入れる小屋ができました。落ち葉のプールには何度も飛び込む子たちがいて、そのうちに、大人も飛び込んで、「あったかーい」とお風呂みたいに首だけ出している姿もありました。大浦さんが作ってくれていた大き目の小屋と、今日作った小さな小屋に子供たちが入って楽しみました。 

  


 子ども探偵たちは、遊びの合間にも、あれこれ見つけてくれました。井戸などから運んできた分厚い氷、元気なツチイナゴと、ナナホシテントウ。オオカマキリの卵のう、ウスタビガのまゆなど。大寒ですが、雲一つなく、風もなく、日差しは暖かで、楽しい子ども探偵団になりました。

By Abさん


 参考

  
ツチイナゴ       ナナホシテントウ
 
オオカマキリ卵鞘     ウスタビガ空き繭



2025年12月27日土曜日

12月の里山子ども探偵団の活動

 子ども探偵団12月27日

 曇りがちで寒い日でしたが、子ども18人、大人15人、スタッフ5人が集まりました。

 冬ですが網を持った子が何人も。集合場所でもう観察が始まります。越冬するテントウムシたちが発見され、鳥にくわしいHさんが高い枝の先で尾をふりながら鳴くモズを見つけて教えてくれました。

 六兵衛坂では、周りの草、葉がなくなり、コガタスズメの孔をあけられた巣がとても見やすくなっています。巣が何でできているのか、常連のKさんが、皆にちゃんと説明してくれました。虫好きの子どもたちは次々に、オオカマキリ、ハラビロカマキリの卵嚢を見つけていきます。

 池では、なんと、カモもオオバンも見えず。先月はオオバンがたくさんいたのに、どうしたことでしょう。小川で網をふるった子どもたちは、タニシ、アメリカザリガニの子などをゲットして楽しみました。果樹園で、モズのハヤニエ探しをしましたが、今回は発見できず。遊びの広場へ急ぎました。

 井戸のそばのバットなどに氷が張っているのを見つけた子たちは、氷をわって手に持って運んだりしています。2人のスタッフがロープやハンモックなどを設置してくれていたので子どもたちは大いに遊びました。ゲンコ(Y字形で先をとがらせた枝を地面に突き刺す遊び)に挑戦する人たちもいました。2年生のG君がとても上手になってみんなの手本になりました。

 

 コナラの枝の根本の、虫が出したかと思われる木くずの間に、ミミズが発見されました。ミミズはどうやって1m以上の高さにあるその場所に到達したのでしょう。フジの実の鞘(さや)の中に黒光りする蟻(あり)がいるのを見つけて人もいました。生き物の冬の過ごし方は変化にとんでいておもしろいですね。

 最後に集まって、宝物を見せ合いました。袋の中に、青、黒、赤の実(リュウノヒゲ、ヤブラン、マンリョウ、イイギリ)やドングリを集めてきた子がいます。枯れ葉の上に白く糸が集中し、その上にキノコ1つ、という面白いものを発見した子もいました。蜘蛛の卵嚢※(くものらんのう)でしょう。「動かないよ、生きているのかな」といって、ケースから出してくれたツチイナゴが、突然大きなジャンプを見せてくれて、皆大喜び。ウスタビガの繭、ヤママユの繭は、Oiさんの解説つきで、よく観察しました。ホオジロの巣らしいものも観察できました。

※卵囊とは、卵のはいったふくろのようなもののこと

    
クモの卵囊(らんのう)      じまんのツチイナゴ 
宝物のみせあいっこ

 
参考 ウスタビガの空き繭    ヤママユの空き繭

 田んぼに入ってぬかるみに長靴がはまってしまい、泥んこの靴下で歩くなんていう子もいましたが、皆、元気よく活動できた年末子ども探偵団でした。

By Abさん


2025年11月22日土曜日

11月の里山子ども探偵団

 子ども探偵団11月22日

 暖かい晩秋の日、18家族、子ども24人、大人22人、スタッフ2人が集合場所に集まりました。そこで、うれしいことがありました。法政大キャンエコサークルの代表をしていた方が、社会人となって何年目か、ご自分の子どもと家族併せて5人で浦和から参加してくださったのです。

 里山の入り口、六兵衛坂では、すでに空になったスズメバチの巣、カラスウリの実と種などを観察し、チカラシバでウニ?クリのイガ?を作って遊んだりしながら先へ進みました。

六兵衛坂をのぼっていく

 皆に袋を渡して、気に入ったものは採集してもらいました。カラスウリのカマキリの顔のような形の種、赤い実、黒い実、白くてまん丸のスズメウリの実、コセンダグサのトゲトゲのある実など、いろいろ集めて楽しむ子、なぜか、袋を頭にかぶる子などいろいろです。

採集用の袋は帽子にもなる

 コナラの木の下に、去年はたくさんあったドングリが今年はほとんど見つけられず、その先では少し、クヌギの丸い実を拾うことができました。

コナラの下にドングリはほどんどなし

 坂を上がったところで「キノコはかせ」のK君(小2)がツチグリをみつけて、皆に、このキノコが雨にあたると開き、胞子を飛ばすことなど説明してくれました。

ツチグリの解説をするK君

 道の脇の茶の木には白い花がさき、オオカマキリの卵嚢(らんのう)も目立たないところに作られていました。

オチャノキで花とオオカマキリの卵を発見

 池につくと、夏には水面を覆っていたハスの葉が枯れて、花托(かたく)が浮いています。網ですくいあげた子がいたので、孔の中を観察すると、実った種は落ちてしまっていて、残っているのは、育たなかった種だけでした。開けた水面にはオオバンが数羽泳いでいます。続けて見ていると、水の中に潜って、また少し離れたところから浮いてきます。

※花托(かたく)は、被子植物において茎が厚くなった、そこから花が育つ部分

 
参考 大池の様子       オオバン

 晩秋の大池は、周りの樹々の色と青空が水面に映って、とても美しいです。でも、今回は堤防ではあまり休まず、メイン会場の遊びの広場まで急ぎました。広場では、スタッフのTさんが、ハンモック、ブランコ、ターザンロープ、ロープすべり、スラックライン(幅の広い綱渡り)などを設置してくれていたので、子どもたちは、大いに遊びました。

   
スタックラインに挑戦    ハンモックで遊ぶ    ロープすべりが大人気

 コバネイナゴ、ツチイナゴやカマキリをつかまえたり、冬眠に入る直前のためか、色が白っぽくなったアマガエルを見つけたりした子もいました。小さい子も、年上の子のやることをみて、次々いろいろな遊びに挑戦していました。

  
参考 ツチイナゴ           アマガエル

青空のもと、落ち葉がきらきら舞い散る中で、子どもたちが躍動する素敵な探偵団になりました。

集合写真

By Abさん(メールから)