2026年5月23日土曜日

5月の里山子ども探偵団

5月23日(土)

 19家族、子ども28人、保護者25人が集まりました。初参加が10家族。小学校1年生が10人という 新鮮なメンバーですが、とても頼りになる3人の常連の小学生も来てくれました。スタッフはいつもの3人とMさん、それに初参加の明治大学の3人の若者です。総勢60人。

最初の注意を聞く

 六兵衛坂では空木(うつぎ)の花盛り。枝を折ると、中が空洞になっています。卯の花ともいいますが、保護者の皆さんは若いので卯の花とホトトギスの歌(唱歌「夏は来ぬ」ですね)はどなたもしりませんでした。スイカズラの花は、香りをかいでもらいました。坂の途中ではヤブジラミの実がふくらんでいます。バッチになるので、服にはりつけました。コナラの木のところで、常連の子たちは、朽木をひっくりかえして、生き物を探します。U君はコカブトを発見。

コカブト
 キノコがどんどん朽木を分解しているようすもみえます。坂の途中で、木の葉の上に、ナナフシモドキの子も見つかりました。枝みたいな細長い昆虫です。鶯の声を聴きながら歩いて、池につくと、おなじみの子たちは、会のお知らせの入ったポストでヤモリを探し始めました。すると、細い隙間にいくつもの卵の殻が見つかりました。2個はまだ中身があります。ヤモリは2個セットの卵を産みます。小さなヤモリの頭が見えた、という声も聞こえました。学生のTさんが、タブレットに写したので、背の低い子もどんな卵か見せてもらえました。
 
六兵衛坂を登る      ヤモリの卵手前は孵化前?
 池の表面は、ヒシとハスの葉がびっしりです。ヒシをすくいあげてみてみると、4月にはめだだなかった浮袋部分がだいぶふくらんでいました。

 堤防から降りた子どもたちは、小川でアメリカザリガニを捕まえたり、原っぱで虫をさがしました。

 
アメリカザリガニ     原っぱで虫探し
 そのあと「果樹園」に行きました。桑の実が実り始めています。枝をひっぱって、黒く色づいた実を食べてみます。「あまーい」という声がとびかいます。ヘビイチゴの実を摘んだ子たちもいました。どくじゃないけどおいしくないよ、と教えてあげました。
ヘビイチゴが人気、クワの実も
 井戸へと向かう道のわきの方に、スズメバチが樹液をなめに来ていたので、静かに、一列で通り過ぎました。そして最後についた広場では、1月に探偵団の時に作った藁の小屋に潜り込んで遊び始める子たち、カエルを捕まえたり、バッタの仲間、蝶などをそれぞれ捕まえたりして楽しみました。
 
小屋に入ってみる
 
バッタを捕まえる       バッタの種類を調べる
クルミの木を見ると、黒い1cmくらいの細いものが並んでぶらさがり、葉っぱがたくさん虫にたべられています。黒くぶらさがっているのは、クルミハムシの蛹、葉っぱを食べているのはクルミハムシの幼虫で、もう大人になったのもいます。さらに蛹や幼虫をもりもり食べている虫も見えました。カメノコテントウの幼虫です。赤と黒の丸い蛹も見えます。葉っぱを見上げて探してみたら、いました!カメノコテントウのピカピカの親が!テントウムシとして最大級のりっぱな見ごたえあるテントウムシです。
クルミの木にきにくる虫たちを探す

参考 カメノコテントウ 幼虫、成虫

 

 のんびりすすんできたので、もう12時になってしまったので、集まってあいさつして解散しました。直後に常連のU君が水路のへりで蛇のヒバカリを発見。これは安全な蛇なので、他の子にもみせてあげていました。

参考 ヒバカリ

 幸い気温も低めで、どの子も最後まで元気な子ども探偵団でした。

Abさんのメールから



2026年4月25日土曜日

4月の里山子ども探偵団

 子ども探偵団 4月25日

 学校は授業参観が多い日だったので小学生が少なく、10家族、小学生が4人、未就学児8人、保護者13人、スタッフ4人の参加。今回は途中の畑にリンゴの花がさいているのを見たりしながら、宍塚(ししつか)大池まで短距離コースで歩きました。池のへりで、3月に見つけたツルグミの若い小さな実がどのくらい大きくなったかな、と探してくれた子がいて、先月の2倍近くに大きくなったまだ緑色の実を見ることができました。来月は赤く熟すでしょうか。

 宍塚大池の水面には、ヒシやハスが繁茂し始めていました。棒で、ヒシを掬(すく)いあげてくれた子がいたので、その観察をしました。鋭いとげのある黒い実の中央から長い茎がのびて、節々に、もしゃもしゃと水中根が出、茎の先端に、葉っぱがまとまって花のような形に広がっています。まだ葉の下の浮袋はほとんどふくらんでいませんでしたが、それでもちゃんと浮くことができるのですね。子どもたちは、堤防から小川のへりにおりました。明日の行事の準備で堤防の下が広く草刈り直後でした。そのため、しっぽが切られてしまった蛇が見つかりました。細長いヒバカリです。生きています。子どもたちは、観察してから、くさむらに返してあげました。

    

 小川の中に何がいるかな?網を持ってきた子は貝やアメリカザリガニをとっていました。

 今回はゲンベエ山に行きました。雑木林の下に咲き出した花々をみて、すすんでいくと、孟宗竹(もうそうちく)の筍(たけのこ)があちこちに見えてきました。孟宗竹は江戸時代に日本に入った種類で、近年、各地で増えて問題になっています。孟宗竹が増えた林は、植物も昆虫も種類が乏しくなり、土はやせて、保水力もなくなります。林の保全にとって、孟宗竹を減らすことが大事なので、会では保全活動して取り組んできました。一番効率がよい方法は、柔らかい筍の時期に減らすことです。今回の探偵団のメインの筍倒しは。幼児にもできる里山保全活動というわけです。小さな子から大人まで、力いっぱい、蹴飛ばしたり、抱き着いて倒したり、鋸(のこぎり)持参の小学生はかなり伸びたものを鋸で切ったりもして、かなりの本数の筍を倒すことができました。筍を倒すと、子どもたちは皮をむきたります。左右交互に、皮をむいていきますが、先端までむききるのには時間がかかります。柔らかい先端まで剥ききると達成感が得られます。鋸を持ってきた子に縦に切ってもらって断面も観察もしました。節の間がどんどん伸びて、短期間で、20m以上の大きな硬い竹に育っていく、竹という植物のすごさを、感じられたでしょうか。

   

 花火工場跡の方から切通しを通って、明るい草原に出ました。虫やカエルたちの多い場所です。大きなキマダラカミキリが見つかりました。手をかじられないように手に乗せてみたり、キノコは食べるかな?など。

 
 キノコ食べるかな?       参考 キマダラカミキリ

 カミキリの観察をする子たち、カエルとりに夢中な子たち、冬に作った小屋に入ったりして遊ぶ子たちなど、それぞれで遊びました。ヌマガエルを捕まえた小学生は、他の子たちに、正しいカエルの持ち方を見せてくれました。カエルは熱に弱く、体をにぎると弱ってしまうので、後ろ足だけを持ちます。

参考 ヌマガエル

 見上げれば、オニグルミの木が花盛り。雌花と雄花両方を観察することができました。

  

 暑くも寒くもなく、風もなく、小さな子も、皆元気に全コース歩ききることができました。

By Abさん(メールから)

 


2026年3月28日土曜日

3月の里山子ども探偵団

3月28日(土)

 薄曇り。暖かい日です。集合場所では、白いすももの花が満開です。建物のへりで、ヨモギを発見した子もいました。今回はお花見と草摘みが期待できます。食べられる野草の多い時期なので、袋を配って出発しました。

 六兵衛坂の入り口近くでツクシに出会いました。日ごろから摘(つ)んで食べている親子もいるようでした。

ツクシとクビキリギスがケースの中

 鶯(うぐいす)の声が響きます。ちょうど道のヘリに、ウグイスカグラ(鶯神楽)が花を咲かせていました。小さなピンクの花があちこちむいて咲いていて、踊っているようです。六兵衛坂の途中ではアリジゴクをみつけました。

 坂をのぼりきって、竹に囲まれた空き地に入ってみたら、一角で、見つかったのは、ヒトデのような形の真ん中に丸い胞子嚢(ほうしのう)※がある、楽しい形のキノコ=ツチグリです。枯葉の色と似ているので見分けにくいですが、子ども探偵たちの眼力のおかげでいくつも発見できました。キノコに詳しい2年生のK君が胞子嚢をおさえて、茶色の胞子がけむりのようにでるのを皆にみせてくれました。

※胞子嚢(ほうしのう)キノコのとても小さな胞子(たねのもと)が入っているふくろのようなもの

 
ツチグリ見つけたよ       みつけたツチグリだれがもっていくじゃんけん

 大池への入り口付近では蕗(ふき)がはっぱを広げていました。茎は煮て、葉っぱは天ぷらなどで食べられます。蕗の香りを確認してから池へ。

蕗(ふき)を摘んでみた

 池にはアオサギがいて、カイツブリの声が響いていました。堤防の桜も咲き始めています。子どもたちは小川におり、網でアメリカザリガニをつかまえました。水の中にも春がきたようです。

 
小川に入ってみる        タニシ(ヒメタニシ)やアメリカザリガニがとれたよ

 果樹園のあたりにはノビルがたくさんはえていましたが、土が固く、根っこまでなかなか抜けません。それでも小さな丸い球根をゲットした子もいました。

ノビルがぬけたよ

 2月に赤ガエル(ニホンアカガエル)の卵のあったビオトープによってみたら、もう、オタマジャクシがいくつも、泳いでいました。そして、シュレーゲルアオガエルの声が響いていました。

ほら、おたまじゃくし

 ふれあい農園の入り口には、この時期おいしい、カンゾウとノビルがたくさんはえています。カンゾウは摘んで、下の方をちょっと剥いてかじると甘味があって、生でもおいしさがわかります。たくさん摘んだ親子もいました。

 遊びの広場につくと、スタッフのOさんが、ハンモック、ターザンロープ、木登りはしご、ブランコなど準備してくれていたので、子どもたちはあちこちで大いに遊びました。小屋に入って遊んだ子たちもいました。

  
タンポポの花をつむ        太いミミズをもっとさがそう

 樹々はめぶき、桜はさき、道ばたにも、タンポポ、スミレ、ホトケノザ、オオイヌフグリなど花がいっぱい。春を満喫できる探偵団になりました。

 今回の参加者は12家族、子ども16人(うち小学生11人、就学前5人)保護者12人、スタッフ6人 総勢34人でした。

By Abさん(メールから)


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2026年2月28日土曜日

2026年2月の里山子ども探偵団

子ども探偵団2月28日

 2月晦日(みそか:月の終わりの日)、虫獲り網、プラケースなどをもち、やる気満々な子どもたちが集まりました。 集合場所で、さっそく虫捜しが始まります。最初に捕えられたのはムカデの仲間です。プラケースの底から、登って逃げようとしています。登れるのかな? 4年生のU君が「登れない」と断言。ケースの側面に上りかけているように見えますが、よく見れば、ムカデは後ろの足で底に踏ん張って体を持ち上げていたのです。よく観察できていて感心しました。

 六兵衛坂では、もう赤くないカラスウリの実やオオカマキリの卵嚢(らんのう)、オオスズメバチに襲われたコガタスズメの巣などを見て、先へと進みます。ウグイスが高い声を出していますがまだホーホケキョとは聞こえません。鳴く練習中と説明された子「レッスン中なんだね」と。

 今回は重左エ門稲荷に立ち寄りました。お堂の中にたくさんの陶器の狐(きつね)が並んでいますが、なぜか招き猫が1つあるのを発見した子もいました。お稲荷さんのそばでリュウノヒゲの実を見つけた子どもたちは、その青い実、ヤブランの黒い実、アオキの赤い実などを拾い集めました。

 参考(10年ほど前の写真です。)

 池へと向かう途中、フキノトウが出始めていました。鮮やかな黄緑色のフキの蕾(つぼみ)です。池につくと、先日やっとふった雨で少し水位が上がり、カイツブリの声がひびき、水面にはオオバンも泳いでいました。橋の上で、リュウノヒゲの実で遊びました。4年生のHさんが、小さい子たちに、足を使う上手な実の剥き方を教えてくれました。透明な中身が出たら、地面に落としてみます。すると、スーパーボールのように跳ねるのです。子どもたちは小川の方に降りて中をのぞき、ヒメタニシやカワニナなどを掬(すく)いました。 

 

 参考
    
フキ        オオバン     リュウノヒゲ・実         

 果樹園では咲きほこっている梅の香りをかぎました。その次に、田んぼのビオトープをのぞきました。ニホンアカガエルの卵塊があちこちに見えます。子どもの拳くらいのものから、直径15cmくらいのものまでいろいろです。お母さんのおなかにおさまっていた卵塊が、水中に生み出されて時間がたつと、だんだん膨れ上がっていくのです。観察中、ちょうどそこに、大人のカエルが泳いできました。産卵を終えたお母さん蛙(かえる)です。今年はなかなか産卵が始まらず心配でしたが、雨がふってやっと産卵できるようになったようです。

 

 遊びの広場に着くと、スタッフのOさんが、ターザンロープ、ハンモック、木登り用のはしご、ブランコ、それに新しいシーソーと、丸太歩きも設置して待っていてくれました。1月の子ども探偵団で作った小屋と落ち葉のプールも健在です。子どもたちはすきな場所を選んで、次々遊んでいました。

  

 スタッフのAさんが、自分の職場の庭で見つけたコガタスズメのきれいな巣を持ってきてくれたので、その巣の中を解体しながら熱心に調べた子たちもいました。

 汗ばむほど気温があがり、キタキチョウやタテハチョウの仲間も飛び交い、春がきたことをしっかり感じられる探偵団でした。参加者は16家族、子ども23人、保護者23人、スタッフ5名。この日は他に、2月5日に卒園遠足にきた古河市の幼稚園児が家族と一緒に遊び場にきていました。

By Abさん(メールから)