子ども探偵団11月22日
暖かい晩秋の日、18家族、子ども24人、大人22人、スタッフ2人が集合場所に集まりました。そこで、うれしいことがありました。法政大キャンエコサークルの代表をしていた方が、社会人となって何年目か、ご自分の子どもと家族併せて5人で浦和から参加してくださったのです。
里山の入り口、六兵衛坂では、すでに空になったスズメバチの巣、カラスウリの実と種などを観察し、チカラシバでウニ?クリのイガ?を作って遊んだりしながら先へ進みました。
皆に袋を渡して、気に入ったものは採集してもらいました。カラスウリのカマキリの顔のような形の種、赤い実、黒い実、白くてまん丸のスズメウリの実、コセンダグサのトゲトゲのある実など、いろいろ集めて楽しむ子、なぜか、袋を頭にかぶる子などいろいろです。
コナラの木の下に、去年はたくさんあったドングリが今年はほとんど見つけられず、その先では少し、クヌギの丸い実を拾うことができました。
坂を上がったところで「キノコはかせ」のK君(小2)がツチグリをみつけて、皆に、このキノコが雨にあたると開き、胞子を飛ばすことなど説明してくれました。
道の脇の茶の木には白い花がさき、オオカマキリの卵嚢(らんのう)も目立たないところに作られていました。
池につくと、夏には水面を覆っていたハスの葉が枯れて、花托(かたく)※が浮いています。網ですくいあげた子がいたので、孔の中を観察すると、実った種は落ちてしまっていて、残っているのは、育たなかった種だけでした。開けた水面にはオオバンが数羽泳いでいます。続けて見ていると、水の中に潜って、また少し離れたところから浮いてきます。
※花托(かたく)は、被子植物において茎が厚くなった、そこから花が育つ部分
晩秋の大池は、周りの樹々の色と青空が水面に映って、とても美しいです。でも、今回は堤防ではあまり休まず、メイン会場の遊びの広場まで急ぎました。広場では、スタッフのTさんが、ハンモック、ブランコ、ターザンロープ、ロープすべり、スラックライン(幅の広い綱渡り)などを設置してくれていたので、子どもたちは、大いに遊びました。
コバネイナゴ、ツチイナゴやカマキリをつかまえたり、冬眠に入る直前のためか、色が白っぽくなったアマガエルを見つけたりした子もいました。小さい子も、年上の子のやることをみて、次々いろいろな遊びに挑戦していました。
青空のもと、落ち葉がきらきら舞い散る中で、子どもたちが躍動する素敵な探偵団になりました。
By Abさん(メールから)








