子ども探偵団 6月28日
猛暑ですが、8家族 子ども12人 (うち未就学児2人)、保護者9人 会のスタッフ3人に加えつくば市環境保全課職員が2人応援に来てくださり参加者合計26人で出発しました。
六兵衛坂では、ネムの花を観察しました。香りもなかなかです。坂の中腹で給水休憩をしました。
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参考:ネムノキ |
参考:ウグイス ミンミンゼミ
鎌倉街道につくと、真竹のタケノコが伸びているのが見えました。竹がどんどん増えると、植生も乏しくなってしまいます。そこで保全活動として、真竹の若竹と、タケノコ倒しに挑戦しました。若竹の皮をはぐと、食品の包装に利用できます。若竹は、かなり背高くのびていても、簡単に折ることができます。一見昨年までに生えた竹に似ていますが、枝がまだないこと、皮がついていることでわかります。子どもたちは次々に見つけて若竹を倒しました。その若竹を折るときのポンという音も楽しく、折りとった美しい緑の筒を「水入れられるね。」と、持ち帰ろうという子もいます。すてきな筒ですが、残念ながら生えたての青竹は長持ちしません。
果樹園ではまだ桑の実が残っていたのでつまんで食べたりしました。ミカンの仲間の木には小さなアゲハの幼虫がいました。木陰の道ぞいの木の葉の上に、小さなシュレーゲルアオガエルが並んでいたりしました。
井戸を経てふれあい農園奥の広場まで歩きました。未就学児のS君が見つけてくれたのは、オオヒラタシデムシの幼虫がもりあがるほど集まっている所です。よく見ると、小さなアオダイショウの子の死骸に群れていたのです。まわりにオオヒラタシデムシの大人も数匹歩いていましたが、蛇の亡骸の上に盛り上がっているのはみな幼虫でした。子どもの方が食欲旺盛なのかしら。
朽木の中からスタッフのOさんが大きな蛹(さなぎ)を見つけ出してくれました。体をくねらせて、よく動きます。口の形やヒゲなどから、カミキリムシの仲間の蛹(さなぎ)と推定されました。ヤブキリギスもみんなで観察しました。
最後に、獲物宝物を見せ合いました。青竹の筒、大きな烏(からす)の羽の他、プラケースの中にカマキリの子を10匹くらいも入れていた子、カエルの子を3種類そろえて何匹も入れてきた子、ベニシジミ、ヒカゲチョウなど。皆が見てから、生き物たちを解散させて、探偵団も解散です。
とても暑い日でしたが、里山の木陰は心地よく、皆元気で、たくさんの生きものに出会えた子ども探偵団でした。
By Abさん(メールから)