こども探偵団 5月24日
子ども18人(小学生10人、未就学児8人)、大人16人とスタッフ5人、総勢39人が集まりました。
六兵衛坂ではノバラ、ウツギ(卯の花)、スイカズラの花が迎えてくれました。野ばらの歌、卯の花とホトトギスの歌=「夏は来ぬ」、大人の皆さんも知らないようだったので、ひどい声の私が歌ってあげました。季節を象徴するこうした歌が歌い継がれていないのは残念です。
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参考:ウツギ |
道のわきの、イネ科の葉が折り曲げられているのが見つかりました。すきまからのぞくと、在来のクモで一番毒性の強いカバキコマチグモが中にいました。クモでも毛虫でも、さわってもいいものと、いけないものを 知っておくと、自然観察を楽しめると思います。
池につくと、水面がヒシでいっぱいです。持参した熊手でひきよせ、浮いている葉の部分をもってひきあげてみました。一株に何本もの茎が伸びています。のばしてみると子ども達の身長より長い茎があります。水中にあったその長い茎の節々にふさふさと緑がかった根があり、茎の根本に泥つきであがってきた白い根の束、昨年秋に実った黒い実などが観察できました。葉っぱの下の「浮袋」のような部分は膨らみ始めたところでした。
池の堤防から川におりて網をふるう子どもたちは アメリカザリガニやヒメタニシ、カワニナなどを捕まえました。
次は果樹園です。何本かの桑の木に実が熟し始めています。黒く熟したものは甘くおいしいので、ここで桑の実タイム。
孟宗竹の筍の中身を観察しようと思っていたのですが、今年は伸びるのが速かったとみえて、すでにほとんどが青竹に成長しています。小ぶりの筍を見つけたので、子どもたちが皮をむいたり、折ったときポンといい音がするのを楽しみました。
最後はふれあい農園の奥の広場です。ところどころに若い木が育ちはじめています。子どもたちに慎重に抜いてもらうと、下に、クルミの実が割れてついていました。昨年の秋におちた実が自分で二つに割れて、その間から芽がでて、もう30cm近くの高さの木になっているのです。
最後に子どもたちがプラケースに採集した虫などをみせあいました。
コカブトムシ、イオイオロハシリグモ、ヌマガエル、ヤブキリ?の子、ゲジゲジなど。