2024年11月23日土曜日

11月の里山子ども探偵団

 子ども探偵団 11月23日

 北風がふく寒い朝。7家族子ども9人、大人6人とスタッフ4人で出発しました。

 里山に入ると風はおさまり、だんだん暖かくなりました。六兵衛坂の入り口付近にはススキがあります。穂をとってふると、種がどんどん風で飛んでいきます。坂を上りきったところのつるぐみ農園の畑では、小さなほうれん草や玉ねぎ、ソラマメなどの苗が育っています。親御さんも、生育中の野菜は、あまり見たことがない様子でした。

 つるぐみ農園のわきの小道を通って池へむかいました。枯れたコナラの木の幹に下から上の方まで、びっしり、何種類かのキノコがはえていました。横たわる枯れ枝は中が白っぽくなっていて、木の感触ではありません。子どもが持ってみて「軽―い」。菌類が大きな働きをしていることが実感できます。分解者の菌類がいなかったら、林はどんな姿になってしまうのでしょう。

  

 途中、八つ手の葉を採ってみました。これぞ「てんぐのうちわ」。八つ手というけれど、数えてみると、9に分かれているものが多いようでした。その大きな葉っぱを持った子たちは、パタパタふりながら歩きました。赤い実、黒い実、緑の実、ドングリなど、きれいな実を虫かごの中に集める子もいます。樹々の間から池が見えてきました。水面がきらめき、近くにオオバンが何羽も浮いています。よく見てね、と子どもたちにいうと、「あ、潜った」「また潜った」。オオバンは水の中で食べ物をさがしているのでしょう。

※参考 オオバン(Yamasanae)

 池の堤防につきました。カモが何種類も見えます。堤防の斜面でバッタ、トンボ、イトトンボを捕まえる子、小川に降りて長靴で水の中に入ってみる子もいました。

 終着点の遊びの広場では二人のスタッフがブランコ、スラックライン、ターザンロープ、はしごなどをあちこちにセットして待っていてくれました。真っ先にハンモックに潜り込む子が友達を呼びました。3人でぎゅうぎゅう。ゆらしてもらって、どの子も笑顔です。スラックライン(綱渡り)には母さんたちも挑戦。小さな子もお父さんに助けられながら、はしごをのぼったり、ロープ滑りをしたり、元気に遊びました。

  

By Abさん(メールから)